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n8nとは?自動化ツールの入門ガイド

ひとことで言うと

n8n(「エイト・エヌ」と読み、名前は nodemation に由来します)は、視覚的にノードをつないでさまざまなサービスを連携させ、自動化ワークフローを作成するツールです。各手順を「ノード」として配置し、線でつなぐと、「ワークフロー(workflow)」になります。

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   トリガー            アクション              アクション               アクション

基本概念

用語説明
ワークフロー(Workflow)複数のノードで構成される、一連の自動化処理
ノード(Node)フロー内の1つの手順。たとえば「スプレッドシートを読み込む」「メールを送信する」
トリガー(Trigger)ワークフローを開始するノード。たとえば、スケジュール、Webhookの受信、新着メールなど
アイテム(Item)ノード間で受け渡すデータの単位。1件のデータが1つの item です
認証情報(Credential)外部サービスへの接続に必要なアカウント、APIキー、OAuth認証情報
実行(Execution)ワークフローを1回実行した記録。各手順のデータを後から確認できます

n8nには数百種類の連携ノード(Google、Microsoft、Slack、Notion、データベース、AIサービスなど)が組み込まれています。対応するノードがないサービスも、HTTP Request ノードを使ってAPIを直接呼び出せます。

n8n、Zapier、Makeの比較

n8nZapierMake
セルフホスト✓✗✗
料金体系セルフホストは無料、クラウド版は実行回数に応じて課金タスク数に応じて課金操作数に応じて課金
複雑なフロー(分岐、ループ)得意やや苦手得意
コードの記述JavaScript / Pythonのコードノード限定的限定的
AI AgentAIノードを標準搭載ありあり
習得のしやすさ中程度最も簡単中程度

n8nは特に次のような用途に適しています。

  • フローが複雑で、大量のデータを処理する(セルフホスト版は実行回数による課金なし)
  • データが機密性の高いもので、第三者のサービスを経由させたくない
  • コードやカスタムAPIと組み合わせる必要がある

クラウド版とセルフホスト、どちらを選ぶ?

n8n Cloudセルフホスト(Community Edition)
インストールと保守不要自分で対応
費用月額制。プランごとに実行回数の上限ありソフトウェアは無料。サーバー費用のみ必要
データの保存場所n8nのサーバー自分のサーバー
おすすめの人すぐに始めたい、サーバー管理をしたくない人技術的な知識があり、データ管理や大量実行を重視する人

このチュートリアルではセルフホスト版を中心に扱います。Dockerをインストールしたパソコンがあれば始められ、画面や操作方法はクラウド版とほぼ同じです。

ライセンス:無料でも「完全なオープンソース」ではない

n8nは Sustainable Use License を採用しており、一部の企業向け機能には別途企業ライセンスが適用されます。OSIが定義するオープンソースライセンスではなく、「ソースコード公開(fair-code)」のライセンスです。簡単に言うと、次のとおりです。

  • ✓ 個人利用、社内利用:無料
  • ✓ 顧客向けの構築、コンサルティング:可能
  • ✗ n8n自体をサービスとしてパッケージ化して販売(たとえば「n8nホスティングサービス」の提供):別途ライセンスが必要

商用利用の前に、公式のライセンス条項を確認してください。

まとめ

  • n8nはノードでサービスをつなぎ、繰り返し作業を自動化します
  • セルフホストが可能で、データと実行回数を自分で管理できます
  • AIノードを標準搭載しており、AI Agentを構築できます

次の章では、n8nをインストールします。

更新日 2026年10月12日